Silent Presage:
WoL:「間に合うか――?
いや 間に合わせてみせる!」
W「なに!
異形の輩か!
邪魔立てするならば 斬る!」
(戦闘)
フリオニール:「良かった! 無事だったんだな!」
W「混沌の波動が強くなってきた
急ぐぞ
戦いは まだ終わってはいない!」
W「勝たねば 我々に未来はない」
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*無印と同じ内容部は省略しています。ただし追加ムービーは例外です。
(ボイスが英語のため、テキスト上やムービーの表現のみ変わっているものが大半です)
序章/砕かれた世界
SHADE IMPULSE 3|SHADE IMPULSE 5|SHADE IMPULSE 14|SHADE IMPULSE 23|SHADE IMPULSE 25
The Lady of Legend|Redemption of the Warrior
MOOGLE
[カオスレポート]
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-序章
創造と破壊をくりかえす世界
新たな闘争の歴史がここに幕を開ける
「砕かれた世界」
W「一体何がおこったというのだ
体が思うように動かない……
コスモスのもとへ 急がなければ」
「砕かれた世界」 prologue:2
戦士の前に立ちはだかる偽りの者達
魂なき彼らは何を求めさまようのか……
(戦闘)
W「イミテーション……
しょせん カオスの軍勢が従える まがい物
わたしの敵ではない」
「砕かれた世界」 prologue:3
この力を知る勇気
そして知恵を持つ者だけが
強大な敵に打ち勝つことができる……
「砕かれた世界」 prologue:4
戦いに戦いを重ね
数多の敵を乗り越えることで
得られる力がある……
「砕かれた世界」 prologue:5
最後まで試練に打ち勝つ希望を
諦めない者だけが
光り輝く未来へと進むことができる……
W「あれは……
これまでの相手とは 気配が違う」
コスモス:「光の戦士よ 忘れないで……
窮地にあっても…… 道は必ず開ける……
そして 自分だけの輝きを……
あきらめない限り…… 必ず方法は……」
W「コスモス…… コスモス……!?
くっ…… 先を急がねば」
(以降、無印と同じ)
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SHADE IMPULSE 3
※オリジナルの追加ムービー
皇帝:「ついに終わったのだ 神々の永き戦いが――」
ジェクト:「でもよ また繰り返すんだろ?
浄化とやらが終わったあとで
オレはまた あいつらと戦うってわけか」
皇「ああ 本来であればな――
だが我々はコスモスに『完全なる死』を与えた
これまでの『仮そめの死』とは まったく違う
コスモスの戦士は 完全に消滅する
そしてそれは 我々も同じこと――」
ジェ「――どういうことだ?」
皇「ただの器に戻るのだよ いずれは
奴らと同じく 消滅するかもしれん
戦いは 真の週末を迎えようとしているのだ」
ジェ「おいおい納得いかねえな 全員で
消えちまうのが おまえの目的だったのか?
そのために オレたちカオスの
駒を誘って動かしてきたってか?」
皇「ひとつ重大な勘違いをしているな ジェクト――
貴様はカオスの駒ではない」
ジェ「なんだと?」
SHADE IMPULSE 5
※オリジナルの追加ムービー
皇「ひとつ重大な勘違いをしているな ジェクト――
貴様はカオスの駒ではない」
ジェ「なんだと?」
皇「記憶は残っていないだろうが――
貴様はかつて コスモスの駒だったのだ
秩序や混沌など 本来は不定のものだ
今は たまたま貴様がこちらにいるだけの話
闇の体に光の心を持つ『裏切り者』
私はその力を利用し あるものを生みだそうとした」
ジェ「あるものだと?」
皇「クリスタルだよ―― それも闇の体に
適性を持つ 特別なものだ
計画どおり貴様は息子と向き合い 輝きを宿した
あとは戦いを仕掛け それを奪い取ったまでよ
震えるがいい―― 私は
神の思惑をも超える力を手にしたのだ!」
ジェ「なるほどな―― けど
そんな気持ちじゃ勝負にはならねぇな」
皇「貴様 どこへ行く?」
ジェ「てめえの器は よーくわかった
だからよ 安心してケンカに行けんだ」
皇「フン 消えゆく者が負け惜しみを
世界の終末と渡りあう力はここにある
最後に君臨するのは この私だ!」
SHADE IMPULSE 14
※オリジナルの追加ムービー
皇「そうか―― 貴様は
コスモスと通じていたのだな」
ゴルベーザ:「すべては あいつを救うためだ
しかし そなたの策には気づけなかった
闇の力を持ったクリスタル――
まさか消滅を逃れる術を見出していたとは」
皇「世界の終わりを絶望と共に迎える――か
哀れだな ゴルベーザ」
ゴル「いいや 絶望ではない」
皇「なんだと?」
ゴル「この世界は二柱の神が別の次元を
引き寄せて創った―― いわば断片の集まり
カオスの支配が続けば 断片はこの世界に囚われ
そのまま果てなき闇に沈むであろう
しかしカオスが滅すれば 再び世界は断片に
分かれ そして――解放されるやもしれぬ
私が見すえているのは希望だ
彼らには カオスに打ち勝つ力がある!」
皇「馬鹿なことを――! 破壊の神カオスが
滅ぶことなど ありはせぬ
計画には一寸の狂いもない いずれ
神すらも 我が力で支配してみせよう!」
SHADE IMPULSE 23
※オリジナルの追加ムービー
カオス:「混沌の果て――
ずいぶんと長い夢を見たようだ」
ガーランド:「お目覚めでしたか
どのような夢を見たのです?」
カオス「(フッ) 調和を育むコスモスと共に
世界を治めているという他愛のないものだ」
ガー「(ハッ) それは――!」
カオス「笑ってしまうだろう その世界で私は
混沌を抑える神として存在していた
だが―― 不思議なものよ
その光景が鮮明に目に浮かんでくるのだ
人々の優しき笑顔 そして
コスモスと過ごした温かき日々――
すべての記憶を失っているとはいえ
あまりにも残酷すぎる幻想だとは思わんか?」
SHADE IMPULSE 25
※オリジナルの追加ムービー
カオス「すべての記憶を失っているとはいえ
あまりにも残酷すぎる幻想だとは思わんか?」
ガー「カオス これが最後の戦いであるならば
ひとつ 真実を伝えねばなりません
幾度となく繰り返されてきた この戦いは
すべて大いなる意思が望んできたこと
そして この世界が秩序と混沌の
戦場になるよう仕向けてきたのは 私なのです
記憶を失っていた貴方を導き 支えてきたのも
大いなる意思の啓示に従ってのこと」
カオス「やはり おまえがすべての始まりだったのだな」
ガー「いいえ カオス
私にとっての始まりは 貴方です
私が 大いなる意思により
この次元へと導かれる前のこと
死の淵にあった私を 混沌の力で
二千年前の時空に旅立たせた――
貴方は 私です
そして私は 貴方なのです」
カオス「ならば――」
SHADE IMPULSE 27
※オリジナルの追加ムービー
ティーダ:「どうしたッスか?
もしかしてビビっちゃってる?」
W「いや カオスを倒そうという気持ちは
少しも揺らいでいない――だが
君たちと違い 思い出せないのだ
帰るべき場所――ここに来るより前のことを
自分の名前すら いまだわからない」
バッツ:「確かなものなんて
おれたちだって何もないよ
雲が風に流されていくように 未来だって
決まっちゃいない 移ろいゆくものさ」
セシル:「大丈夫 きっといつか思い出せる
もし思い出せなかったとしても――
未来を信じることはできる そうだろう?」
W「(……) ありがとう みんな」
ティー「なぁ――」
W「どうした?」
ティー「ここに来る前の物語だけが
思い出ってわけじゃないだろ?
もしオレたちが 別々の世界に帰って
別々の道を 歩むんだとしてもさ――
一緒に戦ったこと――
たまには思い出してくれよな」
W「ああ 決して忘れない
(……) 忘れるものか――」
---
The Lady of Legend
※オリジナルの追加ムービー
シャントット:「はじめまして そして さようなら
ここは 院のために良く働いた学者が
自由に研究を楽しむ場所――
あなたがた下賤な者が
気軽に訪問できる場所ではありませんのよ」
シ「なんですの?
そう言われても 帰り方がわからない?
なら 野垂れ死にでもなさい
先へ進めたら 少しは相手をしてあげますわ」
***
シ「よくやってくれました
ハナマルを差し上げますわ」
シ「さあて お礼と言ってはなんですが――
わたくしが直々に
特別授業をしてあげましょう!
特別も特別のことですわよ
泣いて喜ぶがいいですわ オホホホホ!」
(クリア後)
シ「まあまあ といったところですわね
もっともっと精進なさいませ そうしましたら
わたくしの研究につきあわせてあげてもよくってよ」
シ「さあて わたくしこれから
久しぶりのお出かけですの
カスオ――でしたかしら? それに仕える
ガブ―― ラ―― リエルでしたかしら?
とにかく 世間知らずな鎧の方に
血で血を洗う決闘を申し込まれたですのよ(笑い声)
戦争なんていつ以来かしら
楽しみですわ オホホホホホ!」
シ「あ そうそう 最近 禁断の口なんて
奇妙なものが現われてるらしいですわね
あなたも気をつけた方がいいですわ
見知らぬ場所に 何人も飛ばされてるようですから
もしかして あなたもそこから――
なんてまさか ねぇ?
それではごきげんよう
わたくしとしたお勉強を しっかり復讐なさい」
----
Redemption of the Warrior
※オリジナルの追加ムービー
ガブラス:「何者だ――
フン 貴様も迷い人か
神々の戦いに もてあそばれているな
まあいい せめて望んだ道を選ぶがいい
どの道を選ぼうと末路は同じ
終わりなき闘争の果て――犬死にだ」
***
ガブ「よかろう 俺はジャッジマスターだ
生死を裁く法の番人 そして地獄の番犬として
貴様が生きるに値するか 見極めてやろう!」
(クリア後)
ガブ「行け 進めば出口――いや 戦場への入口だ
わかっていても 帰るのだろうな
ひとつ忠告しておく
守るべきものほど 守れずに失うものだ
いつかおまえは絶望し すべてがむなしくなるだろう
その時は 地獄をさまよう『犬』を思い出せ
絶望に負ければ おまえもこうなってしまうのだ
希望を捨てず 誇り高く生き抜いてみせろ
――決して俺のようになるな」
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MOOGLE 1
モーグリ:「(クポ)←あの効果音」
力を貸してやるクポ
いつでも助けを呼ぶといいクポ
MOOGLE 2
モーグリ:「(クポ)」
モーグリは心が広いクポ
カオスの者どもにも 力はちゃんと貸してやるクポ
MOOGLE 3
モーグリ:「(クポ)」
力を貸してやるクポ
いつでも助けを呼ぶといいクポ
――でも ティナ
ちょっとふかふかし過ぎクポ
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カオスレポート
No.01
私が何者なのか。
名前など、この世界では何の意味も持たない。
はるか昔に暮らしていた世界では
未知なる破壊者の襲撃に、国中が怯えていた。
私は最後の救いを求められたのだ。
そうして生まれてしまった、混沌の力。
あらゆるものを制するその力に
皆は酔いしれ、より強大な力を望んだ。
だが、私は必要以上の破壊を望まなかった。
業を煮やした国は、その力を操るため
混沌を制するための秩序を
彼の記憶から創り出そうとしていた。
No.02
混沌を制する秩序を創り出すことはできても
愛する者を創り出すことはできない。
かけがえのない者を奪われ
この世界を辿り着いた私にできることなど
もはや、ひとつしかなかったのだ。
私はすべてを道具として扱うことにした。
かつて、国が、人々が望んだように
究極の兵器を作ることに専念しようと決意した。
もしかしたら、妻を奪った彼を憎んでいたのかもしれない。
No.03
私はまず、時空を彷徨っていた一尾の竜と
ひとつの契約を交わした。
神々の戦いが終わるごとに、敗れた神を蘇らせ
新たな駒とともに戦いが始まるように、と。
代償として、私は肉体を失ったが
そんなことは大きな問題ではない。
私は既にほとんどの力を失っていた。
混沌に、より強大な力を吸収させる。
それが唯一の救いの道となるような気がしていた。
No.04
二つの存在は、ただ純粋で
揺るぎない力に満ち溢れていた。
相反する力は互いに均衡を保ち
世界の安定を望んでいた。
可能性を、そこで終わらせるわけにはいかなかった。
私は、ひとりの興味深い存在を見つけた。
その猛者は、愛ゆえの憎しみを連ね
時の鎖という深い業に囚われていた。
混沌が彼を呼んだのか、彼が混沌を呼んだのか
それはわからない。
ただひとつ確かなことは、彼が
終わりなき戦いの宿命をその身に宿していること。
無限の闘争は、ここから始まったのだ。
No.05
秩序と混沌が生み出したもの。
のちに争いの駒となるそれを調べる過程で
別の次元から迷い込んだ数多の思想が
この世界に漂っていることがわかった。
私は彼らがそうしたように
それを自分の手でも実体化できないものかと考えた。
試作を重ねるうちに、実験は成功した。
失敗したものは、次元の狭間に封じておいた。
駒の中には、己の存在理由に揺らぐものもいた。
存在する理由など、何でもいいではないか。
漂う思念が過去から形作られたものなのか。
これから未来に存在していくものなのか。
それを知るものなどいないのだから。
No.06
秩序と混沌に分かれ、争いを続ける駒。
その力は些細なものだった。
ただ、駒には、興味深い特性があった。
ひとつの戦いが終わり、神竜の浄化が行われても
記憶を引き継いだまま蘇るものがいるのだ。
どちらの駒であるかは関係なく
ただ、何らかの強い思想を抱いたもの。
それは信念であれ、後悔であれ、憤怒であれ
どんなものでも構わないようだった。
これは、何かの兆しだったのかもしれない。
No.07
この世界の真実を探るために
自ら命を断つ駒が現れた。
彼の記憶はどこかに引き継がれたのだろうか。
世界の浄化から逃れることができたのだろうか。
我が一族の継承の儀が
特定の肉体を必要としないように
もともと、確固たる肉体など存在しない。
それを証明してみせるかのように
秩序の神は自身の器を砕こうとしている。
究極の兵器を作るためだけに繰り返される争いは
既に終焉を迎えているのかもしれない。
No.08
次元の狭間に葬っていた失敗作を
持ち出した者がいた。
思念を持たない駒は純粋な兵器となり
秩序と混沌の均衡は崩れていった。
だが秩序の駒は、
窮地に立たされてもなお混沌に挑む。
混沌の駒はその戦いに応じることで
世界の真実を模索する。
器は、中身が何で満たされるかによって
その性質が決まる。
世界の器である二対の神は
この13度目の戦いで、何を満たすのだろうか。
No.09
人が皆、涙を流して生まれるように。
始まりは、すべて平等で均等のはずだ。
だが必ずやどこかで道は分かれる。
駒も素材はどれも同じはずなのに、過程を経るごとに
個々の形や、道の進み方さえ異なってくる。
長きにわたった争いの輪廻に終止符を打ったのは
争いのために用意されたはずの駒だった。
究極の混沌を手にする願いは叶わなかった。
復讐を果たすことはできなかった。
だが、もう思い残すことはない。
はるか昔に暮らしていた世界に
平和な未来が訪れることを願うばかりだ。
No.10
始まりは憎しみだった。
彼を連れてこの世界を生み出し、
力を求め続けていた者たちへの復讐を誓った。
より強大な力を生み出すべく研究を重ねた。
だが、戦いの中で、彼らは教えてくれた。
大いなる意思は強大な力をも導くということを。
彼らがこれからどのような道を歩むのだろう。
ひとりの研究者として、ただ興味深い。
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△上
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