S.I.4「決戦」

「Shade Impulse」
秩序と混沌の果て集結した十人の戦士
最後の幻想が　今ここに刻まれる

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-決戦
「死を超えた無が近づく
混沌の果て　彼らが見つけた答えは」

永劫の過去より続いた闘争は、
ついに終わりを迎えようとしていた。

だがそれは誰も望まぬ結末だった。

「カオスは己もろとも、世界を滅ぼそうとしている」

ガーランドの言葉が、十人の戦士たちを揺さぶる。
クリスタルが力を弱めつつある今、
彼らは自らの存在が消えつつあることを感じていた。

宿命の敵、カオスは目前にいる。
彼ら、そして世界に残された時間はあとわずか――

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WoL：「世界を道連れに生まれる
真の混沌――」

ティーダ：「まだだ！　消えてなんかいられるか！」

ティナ：「カオスは　自分の哀しみをも
消し去ろうとしているの？」
セシル：「対となる神コスモスを失い
孤高の存在となった哀しみ――」
オニオンナイト：「そんなの――　僕は認めない！
全部なかったことにするなんて
逃げてるだけじゃないか」
バッツ：「コスモスは　逃げずに
希望を持ち続けた
クリスタルには　その想いが
詰まってるんだ」
フリオニール：「俺たちは　運命に従うだけの
道具じゃなくて――
守りたいものや
夢があったからこそ戦えた」
クラウド：「誰もが　己の道を進むのをやめたら
消えたも同然ということだ」
スコール：「俺たちは最後まで道を貫く
そして――
カオスにも教えてやろう」
ジタン：「ああ　命に限りはある
けど　残せるものは
確かにあるってな」
W「コスモスが我々に
希望を残したように――
我々はこの世界に希望を
光を繋ごう」

（フィールド）

ティナ「……これが　きっと最後の戦いになる
みんなで未来を守りに行こう
そして……　必ず帰ってくる」

ク「俺たちの想い……
その想いを伝えるために　俺たちは来た
……すべての決着を！」

ス「……長い戦いだった
だがそれも　もうすぐ終わる
学ぶことは……　多かったな」

ジ「オレたちのことを記憶してる　誰かがいる限り
その記憶と生命は　永遠につながっていく……
それが生きるってこと……　だよな」

ティー「よっしゃ！
カオスのとこまでもう一息！
……ほら　みんな笑えって
こんな時こそ　笑顔の練習！」

ラムウ：「道はひとつではなく
どの道をゆくかは　そなた自身が選ぶということ
忘れぬようにな……」

△上

「決戦」　SHADE IMPULSE：4-2
究極の混沌が完成しようとしていた
そして　それぞれの宿命を賭けた
最後の幻想がはじまる……

カオス：「くうっ……　これはッ……
流れ込んでくる……
すべての……　世界の記憶がッ……
終わりなき……　悲しみの輪廻……
永劫に……　続く……　憎き混沌……
私は……　私はァァァァッァッツ！！！」

……嘆くことはない
すべては大いなる意思により　描かれた物語
そなたの勝利で　すべてが終わる
輪廻を生みだしてきた　我が役割もまた……
この神竜の力……
世界に浄化をもたらしてきた力を貸そう
共にコスモスの残した力を打ち砕き　そして……
幻想に……　終止符を打とうではないか

（フィールド）

バ「くっ　……ひとりなら
混沌の力に……　押しつぶされていたかもな
けど……　大丈夫だ
ひとりぼっちなんかじゃない」

セ「カオスの悲しみ……　憎しみが
体中に流れ込んでくる……
だけど……　負けるわけにはいかない
僕らが　残された力を守ってみせる！」

オ「……みんな……
あの……　その……　今まで……
……ううん　やっぱり何でもない」

フ「……くッ　迷うな
信じた道を突き進め！
これが……　俺たちの最後の夢なんだ！」

W「…………
もう……　言葉はいらないな」

ティアマット：「私は……　なぜここにいる……
悪しき竜として恐れられた魂
そなたに　貸さねばならぬのか……？」

カオス「幻想の果て
混沌すらも
その身を　散らす
長き戦の　終焉――
ここに　刻もうぞ」

△上

-エンディング

カオス：「コスモス――
これが　おまえの遺した力か
神々の闘争は終わった
消えゆくさだめの者どもよ――
還るがいい」

（草原）

WoL：「すべて終わったのだな――」

ティーダ：「お別れ　か――
大丈夫
この先はクリスタルが導いてくれる
それに――
オレはここにいるから」

ジタン：「消えるんじゃない　帰るんだ
約束の場所に」

スコール：「また　ともに任務を
果たすのもいいかもな」

クラウド：「（フン）　興味無いね」

ティナ：「私　これからもがんばれるよ
だから――
さよなら」

バッツ：「楽しいときって
なんであっという間なんだろうな」

セシル：「繋いでみせる
みんなにもらった強さを」

オニオンナイト：「（あ…）
――みんな！　ありがとう！」

フリオニール：「終わらないさ
新しい夢が始まるんだ」

W「光は　我らとともにある」

△上